元号が変わりました。正月でもクリスマスでもありませんが、世間にはおめでたいムードが漂っていますね。私自身は、元号なんて無くしてしまえば手続きやシステムが簡単になってスッキリするのに…などと失礼なことを思っていますが、それでも皆さんが新元号によって新たな気持ちで過ごせることはとてもありがたいことだと思います。

さて、ちょっと考えてみてください。
新年に新年度、新学期、新元号。一年を通して色々な「節目」が存在しますが、節目にはどのようなことを考えるでしょうか?それらは我々の精神、人生、もしくは魂にどのような”影響”を及ぼすと思いますか?

人それぞれ色々思うところはあるかもしれませんが、私が思う一番重要な点は、

「過去を切り離し、未来に意識を向ける」

というところにあると考えます。
節目というのは、どういうわけか過去を振り返ります。年末には必ず、今年一年の楽しかったこと辛かったことを思い返します。卒業式には在学中の思い出を走馬灯のように整理します。しかしそれが一通り終わると、今度は未来のことを考えますよね。つまり、節目にはなぜか、過去を咀嚼し未来のことを考えてしまうのです。有難いことに、我々には習慣的に身についていることなのです。

このバランスがとっても重要だと考えます。

普段の生活の中では、過去の失敗を、いつまでも引き摺ってしまうことがあります。
反省し、咀嚼し、未来に意識を向けるべきなのに、過去にばかり意識を向けてしまう。
逆に、過去の成功を引き摺ってしまうこともあります。
慢心すれば目が曇り、自分の成長が止まるというのに、いつまでも酔いしれてしまう。

だからこそ、この節目というのはとてもありがたいものなだと私は思うのです。
過去に執着しがちな方、慢心しがちな方は特に、この節目の感覚を思い出すと良いと思います。

「初心忘るべからず」も、同じ意味合いだと思います。
この場合、執着するような過去はないかもしれませんが、慢心せず未来に意識を向けるという意味では同じです。初めても一つの「節目」と言えますよね。

 

節目には、世の中の人の多くが意識を未来に向けていると思われます。だからこそ、希望に満ち溢れ、めでたい気持ちが沸き起こるのではないかと私は思ったりします。株価の上昇確率が普段よりも高いと言われています。運気も上昇する気がしませんか?その理由はここにあるのではないかと私は考えています。

未来に向ける。
節目に感じる気持ちを普段も保ち続け、常に未来視点で生活することができれば、我々の進化は加速するかもしれませんね。